海外安全対策情報

2021/7/9

海外安全対策情報 令和3年度第1四半期

 
1 治安情勢及び一般犯罪の傾向
(1)パラー州大ベレン圏(ベレン市、アナニンデウア市、マリツーバ市、ベネビデス市、サンタ・バルバラ市、サンタ・イザベル市)全域で時間帯を問わず銃器を使用した強盗、殺人等の凶悪事件が多発しており、当地で生活するブラジル人はもとより、邦人の方々も同様に被害に遭遇しています。このため外務省ではパラー州大ベレン圏に対し『十分注意してください。』の渡航情報を発出し渡航者へ注意を呼びかけています。

(2)大ベレン圏中心部のベレン市内で特に犯罪が多発しているのは、ジュルーナス、グアマ、マルコ、ペドレイラ、サクラメンタ、テーハ・フィルメの各地区で、グアマ、ジュルーナスの両地区については、年間を通じて常に犯罪発生件数ワースト1,2位に挙げられる危険地域とされています。それら犯罪多発地区内には貧民街が点在していますが、麻薬密売人、中毒者による殺人等の凶悪事件が日々発生しているため、安易に近づかないでください。

(3)ベレン市は2018年の世界危険都市ランキング(30万人以上の都市を対象として人口10万人あたりの殺人発生件数で比較)で12位(人口10万人あたり65.31件)になるなど,引き続き治安の悪い状況が継続しております。2019年犯罪件数を東京都(1,395万人)とベレン大都市圏(240万人)を10万人あたりで比較すると、強盗が東京の約1314倍、殺人が約36倍です。ベレン大都市圏内では1日平均約416件の犯罪が認知されていますが,これは警察に届け出があっただけで,実数はこの数倍になるものと見られています。

(4)ヴェロペーゾ市場、カステロ要塞、共和国広場周辺の観光名所とされている旧市街地では邦人の方々を含む旅行者の多くが強盗、スリ、ひったくり等の被害に遭遇しています。また、過去比較的安全と言われた、ナザレ、バチスタ・カンポス、サンブラスといった邦人長期滞在者居住地区内,また邦人の通うショッピングセンター内においても、近年、銃器を使用した強盗事件が発生しています。

(5)6月末現在,ショッピングセンターや飲食店などもコロナウイルスの感染拡大防止措置を遵守しつつ、時間を制限して営業しており,外出される機会も増えてくるかと思いますが,昼夜を問わず,外出の際には周囲の状況をよく確認する等,十分に注意してください。
 
2 ベレン市と周辺における殺人・強盗等凶悪事件に係る事例
 
(1)4月17日、アナニンデウア市の工業地区で警備員が勤務中に何者かに殴り殺される。
(2)5月9日、ベレン市で市内のバスで強盗を犯した男が逃走中に、タクシー運転手を人質にとる。
(3)5月26日、ベレン市のショッピングセンターで、覆面をした男がナイフで客を脅し立てこもるも、駆けつけた警察官に逮捕された。
(4)6月1日、ベレン市ウマリザウ区の路上において、軍警察官の男性が強盗に遭い、犯人に抵抗した際、犯人が所持していた銃で射殺される。
(5)6月4日朝、ベレン市サンブラス区のガソリンスタンドにおいて、タイヤへ空気を補填していた男性客が強盗被害に遭い、身につけていた貴金属を奪われた。
(6)6月28日、ベレン市ナザレ区の文民警察本部の前(ナザレ大聖堂の至近)で強盗を働いた男が警察官に包囲され通行人の女性に拳銃のようなものを突き付け人質にとるも、警察官らと交渉の末、人質を解放し逮捕された。

 

防犯対策

•常に周囲に気を配り、防犯意識を維持する。

•閑散とした場所には近づかない。

•単独行動を避ける。

•早朝、夜間の外出を避ける。

•移動の際は比較的安全なタクシーを利用する。

•華美な服装を避ける。

•現金は分散して所持し、路上で財布、カメラ、携帯電話は見せない。

•被害に遭った際は、抵抗せず犯人の指示に従う。
ナザレ祭 ヴェロ・ペーゾ市場