海外安全対策情報

2020/4/2

海外安全対策情報 令和元年度4四半期4

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向

(1)パラー州大ベレン圏(ベレン市、アナニンデウア市、マリツーバ市、ベネビデス市、サンタ・バルバラ市、サンタ・イザベル市)全域で時間帯を問わず銃器を使用した強盗、殺人等の凶悪事件が多発しており、当地で生活するブラジル人はもとより、邦人の方々も同様に被害に遭遇しています。このため外務省ではパラー州大ベレン圏に対し『十分注意してください。』の渡航情報を発出し渡航者へ注意を呼びかけています。

(2)大ベレン圏中心部のベレン市内で特に犯罪が多発しているのは、ジュルーナス、グアマ、マルコ、ペドレイラ、サクラメンタ、テーハ・フィルメの各地区で、グアマ、ジュルーナスの両地区については、年間を通じて常に犯罪発生件数ワースト1,2位に挙げられる危険地域とされています。それら犯罪多発地区内には貧民街が点在していますが、麻薬密売人、中毒者による殺人等の凶悪事件が日々発生しているため、安易に近づかないでください。
(3)ベレン市は
2018年の世界危険都市ランキング(30万人以上の都市を対象として人口10万人あたりの殺人発生件数で比較)で12位(人口10万人あたり65.31件)になるなど,引き続き治安の悪い状況が継続しております。2018年犯罪件数を東京都(1,385万人)とベレン大都市圏(240万人)を10万人あたりで比較すると、強盗が東京の498倍、殺人が71倍です。ベレン大都市圏内では1日平均約901件の犯罪が認知されていますが,これは警察に届け出があっただけで,実数はこの数倍になるものと見られています。

(4)ヴェロペーゾ市場、カステロ要塞、共和国広場周辺の観光名所とされている旧市街地では邦人の方々を含む旅行者の多くが強盗、スリ、ひったくり等の被害に遭遇しています。また、過去比較的安全と言われた、ナザレ、バチスタ・カンポス、サンブラスといった邦人長期滞在者居住地区内,また邦人の通うショッピングセンター内においても、近年、銃器を使用した強盗事件が頻発しています。

(5)3月末現在,コロナウイルスの感染拡大防止のため,学校や大学の休校,ショッピングセンターや映画館,飲食店などが閉鎖となる措置がとられており,日中でも人通りがかなり減少しているため,強盗に遭遇するリスクが高まっておりますので,昼夜を問わず,外出の際には周囲の状況をよく確認する等,十分に注意してください。

 

2 ベレン市と周辺における殺人・強盗等凶悪事件に係る事例

(1)1月5日午前8時30分頃,ベレン国際空港(ヴァル・デ・カンス国際空港)1階にある外貨両替専門店が4人組(うち1人は銃器を所持)の強盗被害に遭った。目撃者らの証言によれば,賊は午前4時30分頃から両替店の向かいにあるカフェテリアに座って周囲の動きを監視した後,8時30分頃,賊2名が女性店員の頭部に銃を突きつけ脅したうえ,現金約20万レアルを奪い,空港外部で連絡係をしていた者と車両で待機していた者とともに車で逃走。

(2)1月31日午後10時頃,トメアス市クアトロボカ地区所在の在留邦人宅において,同人が自宅で就寝していたところ,外出先から戻った同人妻,娘及び孫の帰宅時を見計らい,4人組の強盗(男3名,女1名。うち2名が拳銃,1名が山刀を所持)が住居に侵入。同人や同人娘を脅した上トイレに閉じ込め,上記被害品を奪い逃走した。なお,同人妻らが帰宅した際,犬が吠えている等の異変が感じられたため,同人娘が様子を見に下車し,同人妻及び孫はそのまま車内に留まっていたが,孫(1歳8ヶ月)の泣き声に苛立った強盗犯らは,自家用車のフロントガラス及びリアガラスを破壊して立ち去った。また,強盗犯らが住居内を物色した際,山刀を突きつけられた同人娘は肩や腹部に軽度の擦過傷を負った。

(3)2月5日夜、私立大学を経営する男性(62才)はマンゲイラオン区のセンテナリオ大通りを運転中,信号で停車した際にバイクの二人組より数発の銃弾を受けた。被害者は銃弾を受けながらも車を100メートル程移動させた。被害者は近辺の住民に救助され、病院へ搬送されたが翌日に死亡。警察によれば,被害者の持ち物と思われる多額の現金が車の中に残されており,捜査が継続されている。

 

 

防犯対策

•常に周囲に気を配り、防犯意識を維持する。

•閑散とした場所には近づかない。

•単独行動を避ける。

•早朝、夜間の外出を避ける。

•移動の際は比較的安全なタクシーを利用する。

•華美な服装を避ける。

•現金は分散して所持し、路上で財布、カメラ、携帯電話は見せない。

•被害に遭った際は、抵抗せず犯人の指示に従う。
ナザレ祭 ヴェロ・ペーゾ市場